Apple Inc.が、「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」を発表しています。
iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxは、常時表示ディスプレイを実現するProMotionを備えた6.1インチと6.7インチのSuper Retina XDRディスプレイを搭載しており、時計、ウィジェット、ライブアクティビティを常時確認できるようになっています。フル点灯時の明るさはiPhone 13 Proの2倍の明るさを実現しています。
画面上部の切り欠きは形状が変わり、通知、アクティビティなどをインタラクティブに表示するハードウェアとソフトウェアを融合させた新しい「Dynamic Island」を搭載しています。
カメラは、明るさが足りない場所での写真の画質を向上させる「Photonic Engine」を搭載しており、メインカメラで最大2倍、超広角カメラで最大3倍、望遠カメラで最大2倍、TrueDepthカメラで最大2倍性能が向上しています。
メインカメラは48MPにアップグレードされてクアッドピクセルセンサーを採用しており、4つのピクセルごとに1つのクアッドピクセルにまとめることで12MPの写真サイズで4倍の光を捉えられるようになっています。クアッドピクセルセンサーにより2倍望遠オプションも利用できます。また、第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正も搭載しています。焦点距離は24mmとなっています。
- 新しい12MP超広角カメラは1.4µmピクセルを採用し、より細部まで捉えたよりシャープな画像を実現し、すでにパワフルなマクロ撮影機能をさらに向上させます。
- 改良された望遠カメラは、3倍の光学ズームを提供します。
- ƒ/1.9の絞り値を採用した新しいTrueDepthフロントカメラは、明るさが足りない場所での写真とビデオの性能を向上させます。初めてオートフォーカスを使って、明るさが足りない場所でも、より遠くから集合写真を撮影する場合でも、さらに高速にピントを合わせることができます。
- 新しいアダプティブTrue Toneフラッシュは完全に再設計され、選択した焦点距離にもとづいてパターンを変える9個のLEDが並べられています。
- パワフルなコンピュテーショナルフォトグラフィの利点には、ナイトモード、スマートHDR 4、ポートレートライティングを備えたポートレートモード、ナイトモードのポートレート写真、あらゆる写真の見た目をパーソナライズするフォトグラフスタイル、Apple ProRAWなどがあります。
- 新しいアクションモードでは、動きながらビデオを撮影している時でも、大きな揺れ、動き、振動に合わせて調整を行い、驚くほどなめらかなビデオを撮影できます。
- シネマティックモードは、30fpsの4Kと24fpsの4Kで利用できるようになります。
- プロレベルのビデオワークフローには、ProRes3やエンドツーエンドのドルビービジョンHDRが含まれます。
最大256Gの重力を測定できる新しいデュアルコア加速度センサーと、新しいハイダイナミックレンジのジャイロスコープによる自動車衝突事故検出機能も搭載しています。衝突事故を検出した際に、ユーザーの意識がない場合やiPhoneが手の届かない場所にある場合、自動的に緊急通報サービスに発信されます。
さらに、携帯電話通信やWi-Fiの圏外でも衛星経由で緊急通報サービスにメッセージを送ることができる「衛星経由の緊急SOS」が11月より米国とカナダで利用できるようになります。2年間無料で提供される予定です。
iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxは、4nmプロセスを採用した「A16 Bionic」チップを搭載しています。A16 Bionicは、2つの高性能コアと4つの高効率コアで構成される6コアCPU、5コアGPU、16コアNeural Engineを搭載しています。
バッテリー駆動時間は、ビデオ再生がiPhone 13 Pro/Maxよりも1時間長い最大23時間/29時間、ビデオ再生(ストリーミング)がiPhone 13 Pro/Maxと同じ最大20時間/25時間、オーディオ再生がiPhone 13 Pro/Maxと同じ最大75時間/95時間です。
カラーはディープパープル、シルバー、ゴールド、スペースブラックの4色、容量は128GB、256GB、512GB、1TBの4種類です。価格はiPhone 14 Proが149,800円〜、iPhone 14 Pro Maxが164,800円〜で、9月9日(金)午後9時から予約注文が開始され、9月16日(金)から発売されます。
iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxに対応したケースも発売しています。