香港TF International Securities社のアナリストであるミンチー・クオ氏が、中国・鄭州市にあるiPhone工場の従業員の抗議活動により、第4四半期のiPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxの出荷台数は予想を大幅に下回る見込みだとレポートしています。
iPhone 14 Pro/Maxを生産する台湾Foxconn社の中国・鄭州工場では、新型コロナウイルス感染症を抑え込む厳しい制限措置や待遇をめぐって従業員が抗議活動を行っています。
これによりクオ氏は、第4四半期のiPhone 14 Pro/Maxの出荷台数は予想を1,500万〜2,000万台下回り、iPhone全体の出荷台数は市場予想の8,000万〜8,500万台を約20%下回る7,000万〜7,500万台になるだろうと予想しています。
11月の鄭州工場の稼働率は20%にとどまっており、12月には30〜40%に改善する見込みとのことです。
台湾Pegatron社と中国Luxshare ICT社は、FoxconnからiPhone 14 Pro/Maxの注文の約10%を獲得しているそうですが、大量出荷は早くても12月下旬になるようです。
Appleは供給リスクを分散させたいと考えているため、FoxconnがiPhone 15 Proシリーズの独占アセンブラになるのは困難だろうとクオ氏は述べています。