Steinberg Media Technologies GmbHが、macOS/Windows/iPadOSに対応した楽譜作成ソフトウェア「Dorico 5」をリリースしています。
Dorico Pro 5とDorico Elements 5では、楽曲を演奏するステージや空間の配置を再現するスペース/ステージテンプレート、音高と音の強弱をリンクして人間の奏者のような表現力豊かなフレージングを再現するピッチの輪郭強調機能(SE版、iPad版も搭載)、ドラム音源「Groove Agent SE」、特定の音符を表記しないスラッシュ譜の形式でGroove Agent SEやTGuitarなどのMIDIパターンをトリガーするMIDIトリガーリージョン機能、アンサンブルや個別パートの任意の箇所を確認できるスクラブ再生といった新機能が追加されています。
Dorico Elementsでは、パート数の制限がなくなり、Pro版の再生オプションやフォントのカスタマイズ、浄書モードでの間隔調整機能が利用できるようになっています。
無償で使えるDorico SEと、Dorico for iPad[App Store]では、作成できる楽譜の編成がこれまでの最大2パートから最大8パートに拡大されています。
価格はDorico Pro 5が63,360円、Dorico Elements 5が10,890円です。Dorico Pro/Elements 4やそれ以前のバージョンを2023年4月1日(土)以降にアクティベートした場合、無償でバージョン5にアップデートできます。