Mac Rumorsでは、Reutersが、Apple Inc.とその製造パートナーの情報漏洩対策についてレポートしていると伝えています。中国深圳市の龍華(龙华)にあるFoxconnの工場は、内部の至る所の警備が厳重で、金属探知機が配備されており、工場を出るときに金属物を持っていると警察に通報するようになっているとのことです。Reutersの記者は、Foxconnの施設を撮影していた際、警備員から暴行を受けたそうです。その後記者は警察を呼んで事態は収まったとのことです。警察は「何をやるのも自由だが、ここはFoxconnで特殊な立場にあるため理解してほしい」と語ったそうです。
製造パートナーがAppleと交わす契約には守秘義務条項が必ず盛り込まれており、違反した場合は厳しいペナルティが課せられるそうです。情報筋によると、Appleは複数のサプライヤーに対し、疑いのあるリークが続くようであれば契約を打ち切る可能性があると口頭で警告されたことがあるようですが、実際に契約が打ち切られたことはないとのことです。
またAppleは、少ないリードタイムでカスタムパーツなどを注文し、多くの異なるサプライヤーからコンポーネントを調達することで、新製品に関する情報が漏洩する可能性を最小限に抑えているそうです。情報筋によると、Appleは製造パートナーに対し異なる製品の製造を委託して、情報の漏洩があるかをテストすることがあるようです。
Published: 2010/2/18 14:46