Adobe Systems Incorporatedが、「Adobe Creative Cloud」をアップデートしたと発表しています。
「Photoshop CC」では、画面サイズが異なる複数のデバイス向けのレイアウトデザインを1つのPhotoshopドキュメントで作成できる「アートボード」や、iOS向けアプリ「Preview CC」を使ってPhotoshop CCで作成したモバイルアプリやレスポンシブWebデザインをiOSデバイス上で確認できる機能などが搭載されています。また、「Lightroom CC」とPhotoshop CCは、もややかすみを除去できる機能も搭載しています。
「Illustrator CC」は、CS6と比較してズームとスクロールが最大10倍高速になり、ズームの拡大率は10倍になっています。チャートを作成できる「チャート」ツール(プレビュー版)も追加されています。InDesign CCでは、ズーム、スクロール、ページアップ/ページダウンが2倍高速となっています。
「Premiere Pro CC」は、スライダーやコントロールを使って色を調整できるLumetriカラーパネルや、ジャンプカットをスムーズにするモーフカットを搭載しています。
「After Effects CC」では、コンポジションのプロパティを調整しながらプレビューできるようになっています。さらに、顔をトラッキングしてカラー補正やエフェクトを加えることができるフェイストラッキング機能も追加されています。
また、2015年リリースの提供開始を記念して、Illustrator単体プランやCS3-6ユーザー様向けのCreative Cloudコンプリートプランを特別価格で提供するキャンペーンを開始しています。実施期間は7月31日(金)までです。
さらに、4,000万点のロイヤリティフリーの写真、ベクターグラフィックスおよびイラストが利用できるストックコンテンツサービス「Adobe Stock」も発表しています。自分が作成した画像などを販売することも可能です。画像は1点1,180円で利用可能で、毎月10点の画像を使用できる月額プランを3,480円/月、毎月750点の画像を使用できる月額プランを24,980円/月で提供しています。
6月17日(水)には、東京の六本木EXシアターにて「Adobe Live 2015」が開催されます。この模様はストリーミング配信でも使用できます。
Published: 2015/6/16 15:23