Mac Rumorsでは、Digitimes Researchの上級アナリストであるMing-Chi Kuo氏が、情報筋によるとAppleは、Gizmodoなどに流出した第4世代iPhoneの他に、iPhone 3GSに似た第4世代iPhoneも開発しているようだとレポートしていると伝えています。Gizmodoやベトナムに流出した第4世代iPhoneは「N90」というコードネームですが、Appleは他にも現行モデルと似た「N91」というコードネームの第4世代iPhoneを開発しているとのことです。N91は、デザインが大幅に変更されたことにより、N90の製造の遅れが生じた場合の予備として準備されたもののようです。第4世代iPhoneのプロジェクトは2008年末に立ち上げられたとのことです。
Verizonに対応したiPhoneについては、Pegatronが製造するようですが、まだエンジニア検証試験段階で、他にも量産の前にデザイン検証試験やプロセス検証試験を行う必要があるため、出荷は今年後半になると報じられてはいるが、2011年になる可能性が高いとしています。
第4世代iPhoneのディスプレイについては、AppleはiPhone 3GSの開発当初にSamsung Mobile DisplayとAMOLEDパネルの可能性について話をしていたようですが、生産能力がネックとなているようです。Samsung Mobile Displayは、iPhoneの注文の50〜60%分しかAMOLEDパネルを生産できないそうです。他にもコストや性能の面で問題があるため、AMOLEDパネルは採用されないとのことです。
Published: 2010/5/27 11:14